ぼうぶら ドリーム プロジェクト の 始まりにあたって

Q1 「ぼうぶら」って何だ?

 
「ぼうぶら」とはかぼちゃのこと。あるいはカボチャの一種。現在よく市場で見られるかぼちゃとはやや違う。いろんな地域にあったらしい(と最近知ったが)。本県では、春日で、昔、数多く栽培されていた。民謡「おてもやん」に歌われていたほど有名である。しかし最近は、その姿はほとんど見られなくなり、絶滅していたかに思われていたかぼちゃである。その味はもちろん、姿についてさえも知っているのは地域でもご年配のごく少数の方だけである。

Q2 「ぼうぶらドリーム」とは、どんなプロジェクト?

 
そのぼうぶらがわずかに生き残っていたのを発見された地域の石さんが、苗を育てられ、今春本校に持ち込まれた。それを5年生が一緒になって育て、ついに実がなった。取り入れたぼうぶらは地域の方の協力で、すぐに試食した。その話題性に新聞社や放送局関係の方やNTTの方とたくさんの取材があった。こどもたちはむしろそのことに驚き、「・・・? そんなにすごいことなんだ!?」
 今回のことは数年間ぼうぶらを追い続けていた石さんの「夢」がこどもたちに、いい体験を与えて下さった。しかし、子どもたちは、実はぼうぶらのことをよく知らない。育てにしても、食にしても、石さんや地域の方のおかげでいい経験ができたが、自ら追究したものではない。しかし今、子どもたちは、ぼうぶらを、「地域の宝」と意識し始めた。
 「よし、今度は自分たちでぼうぶらについて調べ、何かできることを、自分たちの手でやってみたい」そのような意識から、このプロジェクトが生まれたのである。何をやるか?それは子どもたちの興味・関心の中にある。5年生たちの夢(ドリーム)の実現に向けて、いよいよスタートだ。はたして彼らの夢は・・・・?

  〈2004,9,10 初のぼうぶら収穫の様子・・ここからスタート!!〉

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